Koshiji Yoko

越路姉妹の越路よう子が日々思うことを綴ります。

生きること生かされること第3章

生きること生かされること

第3章

 

「感動と情熱」

 

この本のタイトルの通り、この本は

生きることと生かされることについ

て様々な知恵を授けてくれる。

 

この本によって私が救われたのは、

私が19歳。その時私は死ぬこと

ばっかり考えていた。その理由は

長くなるので省略するが、とにか

く生きる気力など微塵もなかった。

 

第1章では、実行しろと。

とにかくやっちゃえと。

やればわかるさと。

 

アントニオ猪木的な教えだった。

 

第2章は、ココロで感じろと。

ココロを開けと。

これまたスターウォーズ的な教え

だったがわかりやすく言えば赤ち

ゃんみたいに無邪気に感じろと言

うことか。

 

私は町中で見かける赤ちゃんをあ

らためて観察し、このフォースを

身につけようと思う。

 

みなさんもぜひ★

 

 

そして、今回は第3章。

 

「感動と情熱」

 

第1章では、「自分自身になりき

るとき、他と和することができる。」

とあった。

 

ここではこう言っている。

 

「感動したときには、自分自身になる」

 

と。

 

以下、私とこの本との対話を会話形式で

まとめてみた。

 

「私は死ぬことばっかり考えています。

とても感動なんてできません。何にも感

じないのです。まして、感動するなんて

とても、、、、」

 

「まずは感じることを学のだ。」

 

「学ぶ?どうやって?」

 

「始終怠ることなく立派な芸術を見るこ

とだな。ただ、歳をとったり経験が増す

と知ったつもりになって感動できなくな

るので注意しなさい。」

 

「とにかくいろんな芸術作品を見ればい

いのですか?」

 

「頭を使わずに、素直に見るのだ。赤ち

ゃんみたいにな。そうすれば感じること

ができるようになる。お前はまずは感じ

る練習をしなさい。」

 

 

 

19歳の時、私はこの本との間でこんな

やりとりをした気がする。

 

 

 

結局私にとって、私を救ってくれたもの

は音楽が一番大きかったのだが文学でも

絵画でも哲学でも彫刻でも歴史書でも大

自然でもなんでもいいのだろう。

美しいものであれば。

 

苦しい時はきっと芸術や大自然に触れる

ことがココロに良い作用をもたらしてく

れる。そして、赤ちゃんのようなココロ

で向き合うことを忘れずにおしゃぶりで

もしながら向き合うといいのかもしれない。

 

今度やってもよっと。

 

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そしてこの章では最後にこう結んでいる。

 

生きてゆくには情熱がなくてはならない。

 

情熱とは、一生懸命やろうと言う一つの強い感情のこと。

 

 

「力は乏しくても、精一杯生きているものは真実である。」小林秀雄

 

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