Koshiji Yoko

越路姉妹の越路よう子が日々思うことを綴ります。

ライブハウス★

その昔、何かの番組で歌手で女優の中尾ミエ

さんが言っていた。

 

「ライブが終わった後は興奮しちゃっててさ、

誰でもいいからセックスしたくなっちゃたわ

ね。若い頃は毎回そうだったわぁ〜。あはは

ははー(笑)」

 

と。

 

なんかちょっとわかる。

 

 

 

ステージで思いっきり何かのエネルギーを放

出した後、生理的感覚が剥き出しになってい

るのかもしれない。

 

みんながみんなそんなわけでは無いかもしれ

ないが、こうした感覚、、、身に覚えのある

ミュージシャンも多いんじゃ無いだろか?

 

って言うか、こうしたミュージシャンを沢山

見てきたし私だって気持ちはいつもそうだっ

た。(※注:上品なミュージシャンも沢山いら

っしゃいます。)

 

 

私を落とすなら、ライブ後は簡単だ。

 

 

完全な尻軽女になっている。

 

なかなかそうならないのは、私が女装とい

う強いブレーキを持っているからだろう。

 

あたしは例えるならばアンパンマンみたい

なものなのだからむやみやたらと発情する

わけにはいかないのだ。

 

 

 

 

まぁ、何が言いたいかと言うとLIVEとは非

常に熱いエネルギーがほとばしる行為とい

うことだ。

 

 

LIVEとは、エネルギーそのものかもしれな

い。

 

 

 

2020年3月から現在に至るまでの1年間は、

ライブハウスというものの役割を考えさせ

られる1年だった。

 

ライブハウスや小劇場の役割は、

 

その空間で演じられる「演目」と「場」

を提供すること。

 

お客さんはそこに集まる。

 

お客さんと演者との間でループするエネ

ルギー交換の場。

 

この場所を提供するのが私たちの役割だ。

 

そう考えるとここはとても神聖な場所。

 

人間同士の人生をのせたエネルギー交換

の場所なのだから。

 

 

ライブハウスの人々は、その神聖なエネ

ルギー交換の場に様々な演出を加える。

 

良質な音響や、映像や光の演出、花の装

飾など様々だ。

 

そしてできる限りのホスピタリティをご

提供する。

 

ココロを込めたおもてなし。

 

 

小さい場所でのエネルギー交換の儀式は、

大きい場所より距離が近い。

 

その分濃厚だ。

 

直接的で生々しい。

 

官能的であり、生理的だ。

 

 

演者から発せられるこのエネルギーの塊

(かたまり)は、時に人のココロに光を

射し励ます。

 

時には人のキモチに寄り添い共に泣き、

時には人のココロをくすぐり笑いを生む。

そして時には人のココロに人生の戒律の

ような言葉を残し、時にはエロティック

な気分にさせたりして人のココロに活力

を与えてくれる。

 

優れた演者になればなるほどそのエネル

ギーは強く、光を増して虹色に放射する。

それは集まる人々の感覚や体全身を通過

して、今度はその人のココロのバイブレ

ーションとして演者に向け発せられる。

 

この演者と聴衆の間でループする神聖な

エネルギーの交換。

 

こうしたエネルギー交換の場所がライブ

ハウスであり、小劇場なのだ。

 

LIVEってこんなに大切なことなんだって、

この1年考えさせられた中で気づいた。

 

LIVE HOUSE。

 

昔はあんまり好きな言葉じゃ無かったが、

けっこうすごい言葉かもしれない。

 

ライブハウス。

 

エネルギー交換の神聖な場所と言えばこ

うなるか、、

 

Place for Sacred Energy Exchange House

 

長っ。

 

やっぱりライブハウスでいいや。

 

 

ココロの時代

 

全国に、世界中にもっともっとこうした場

所が必要だ。

 

 

そして人は、何かの形でエネルギーを交換

しなければ活力が生まれない。

 

今この時代に最も必要なのは、人としての

エネルギーでは無いだろうか?

 

 

エネルギー交換を激しく推奨したい。

 

 

恋をするのもそのひとつ。

 

 

恋はLIVEそのものなのだから。

 

 

じゃんじゃん★