Koshiji Yoko

越路姉妹の越路よう子が日々思うことを綴ります。

禁止の禁止

茶店が好きで、わたしは喫茶店にいること

がよくある。

チェーン店の喫茶店は長時間仕事をするとき

には大変助かるのだが禁煙のパターンか分煙

のパターンがほとんどで、喫煙者のわたしに

とってはポイントはあまり高くない。

 

老舗のビンテージ喫茶店は、趣はあるのだが

時々パソコンを開いてはいけないとか、小さ

な声で喋らなければいけないとか、しゃらく

さい禁止事項を徹底している店もけっこう多

くある。こうした店はちょっと息苦しいので

わたしは避ける。

 

わたしが好きな喫茶店は、喫煙OKで他の人に

干渉されない距離感の椅子の配置があり、一

人でまぁまぁ長い時間いてもほっといてくれ

るような、ちょっとゆるい純喫茶が好きだ。

大阪や徳島にはこうした純喫茶が本当に多い。

横浜では、珈琲の大学院という喫茶店がダン

トツ好きだ。

 

そしてわたしが好むこうした店にはほとんど

禁止事項がない。また、何かの禁止事項の張

り紙やマークなども見当たらない。

わたしは禁止されるのが好きじゃないのだ。

その禁止マークや文字から発せられる振動が

なんか息苦しくてイヤなのだ。

禁止という言葉自体ネガティブだからだ。

禁止を禁止してもらいたい。

 

 

ずいぶん前、大阪の通天閣の下にある銭湯に

行ったらサウナルームの横に「ホモ行為禁止!」

と力強く書かれた張り紙があった。かなりの量

のホモ行為があったのだろう。

これはぜひ禁止してもらいたい。