Koshiji Yoko

越路姉妹の越路よう子が日々思うことを綴ります。

越路よう子のハレマメ奮闘記0624

今日は6月25日。あと6日でクラウドファンディング

が終わる。

 

そして6月も終わる。

 

コロナ禍の前から私は自分自身が一体何をやりたい

のか?と言うことを考えていた。そして、自分自身

のやりたいことを綴っていた。

 

残りのこの期間にその長いストーリーをこちらで告

白したいと思っています。

 

 

みんなに幸せになってほしいプロジェクト☆

 

このプロジェクトは、越路よう子が代表を務める、

越路姉妹、代官山 晴れたら空に豆まいて、に共通

する新しい取り組みです。この取り組みにはわた

くし越路よう子の強い思いのようなものがござい

ます。

 

このプロジェクトにはどんな思いや考えがあるか

をお伝えできたらいいな★と言う思いで綴ってみ

ました。ちょっと長くなりますが、ご関心のある

方で辛抱強い方はこのお話にお付き合いください。

お忙しい方は斜め読みか、飛ばしてもらって構い

ません。それでは私の今の考えに至るまでのちょ

っとだけ長いストーリーを綴らせていただこうと

思います。

 

 

私が徳島県那賀町という限界集落に移住し、横

浜とこの町を行き来する生活を始めたのにはいく

つかの理由がありました。

 

十代の頃、確か私が中学生くらいだったと記憶し

ています。マザーテレサが取り組んでおられた

「死を待つ人々の家」というインド(カルカッタ

にある施設の存在と、その施設で行われているこ

とに衝撃を受け、将来はここに行って働かせてい

ただきたいと本気で思っていました。

 

この施設は、貧困や病気などで死にそうになって

いる人々の最期を看取る施設なのですが、マザー

テレサはそこに集まる人々の手や体を毎日さすり

ながら愛情深い眼差しで声をかけ、それぞれの宗

教に則ったお見送りをしていました。

 

入所したての患者さんは絶望の淵に追い込まれ、人

間性を失い、まるで廃人のような顔つきをしている

のですが、マザーテレサやその他の修道女のみなさ

んの愛に溢れた看護と触れ合いによって、少しずつ

笑顔を取り戻してゆきます。

 

患者さんの中には重度の奇病にかかり、全身の皮膚

カサブタのようにかたまり、手も足も失い、更に

は目も鼻もカサブタに覆われて表情すらわからない

状態の患者さんもいるのですが、マザーテレサは彼

ら、彼女たちの手を毎日握りしめ愛に溢れる言葉を

かけてゆきます。

 

すると、数ヶ月後には手も足も顔も失ってしまった

その患者さんがマザーテレサの目の前でおどけて踊

って見せるのです。

 

そんな様をドキュメント番組で見た私はあまりの感

動に、その夜は眠ることもできず気がつくとスーっ

と涙が流れ落ちていきました。

 

この世界に生まれ、そして生きて、やがて死んでゆ

くのであれば自分はこうした人の元で仕えたい。お

役に立ちたいと本気で思ったものでした。

 

ただ、その当時中学生だった無力な私はなすすべも

無くただただこの時の映像が胸に焼き付きマザーテ

レサが説き、実践しておられた「愛」というものに

ついて漠然と考えていたのかもしれません。

 

 

つづく、、、

f:id:koshijiyoko:20200625120523j:plain

死を待つ人の家