Koshiji Yoko

越路姉妹の越路よう子が日々思うことを綴ります。

水瓶日記0209

水瓶日記0205

 

このところお金についてのやりくりばっかりし

ていた。

 

いわゆる資金繰り。

 

 

私は政策金融公庫とセイフティーネット4号を

つかう追加融資の申し込みをした。

 

つまり新たな借金。

 

 

借金と言っても3年間利子はつかず、返済期間も

最大20年。

 

こうした条件での借金なので、多少リスクは減ら

すことができる。

 

 

まぁ、この審査通るか通らないかはさっぱりわか

りませんが、この融資がないとものすごく困るの

で通ることを祈っている。

 

 

そんなわけで、今日は「お金」のお話し。

 

晴れたら空に豆まいての売り上げは、壊滅的な状

況から徐々に回復し始めている。

 

とにかく4月時点では売り上げ0円という漫画み

たいな状況だったのだから1円でも売り上げが

上がればプラスになる。

 

したがって回復し始めているというより、多少

売り上げが上がり始めていると言ったほうが正

確か?

 

 

2020年11月時点で売上は50%くらい回復した。

 

まぁ裏を返せば50%赤字ってことになるのだが、

4月時点ではこれすら考えられなかった。

 

私たちは2020年に作った借金を2021年以降の売

り上げで返済することになるのだが、ご存知の通

り「緊急事態宣言」なるものが発令され2021年の

初っぱなからカウンターパンチを見舞った。1月は

顔面を、2月はボディーに強烈なパンチを浴びている。

 

1月2月は残酷な売り上げ値だ。

政府による休業補償も焼け石に水

 

全然足りん。

 

ありとあらゆる補助金をかき集めても大赤字は確定。

 

 

 

去年(2020年)の2月から始まったこのへっぽこ

経営ファイトは今月ちょうど12ラウンド目に入

った。

ここに来てボディ打ち込まれてるぜっ。

 

しかし意外としぶとかった私には半ば開き直った

秘密の作戦がある。

 

この作戦は夏頃形になり、秋に走り始め、2022年

には全力で走っているだろう。

 

この作戦はまだ公開できないが、結構おもろい作戦だ。

 

「越路よう子のインベーダー作戦」と名付けている。

 

近いうちに皆さんにもお知らせしたい。

 

 

そんなわけで借金まみれな私だが、心は希望に溢

れてる。

 

なんとなくいける気がしている。

 

気のせいか?

 

まぁとにかく根拠のない自信だけはある。

こうしたアホみたいに前向きな私なのだが、金策

に走っている時に唯一感じるストレスがある。

 

それは銀行員と話をするときだ。

 

経営に寄り添って、一緒になって悩み、力になり、

考えてくれる銀行員はもはやいない。

 

形式以外のことは考えることが許されないロボッ

ト人間がほとんど。

 

全ては形式と保身的な発想で冷たい。

 

 

 

銀行は人に金貸して、利子をとって、それだけで

儲けている。

 

 

私は銀行(今の)があまり好きではない。

 

経営に寄り添ったり、一緒になって悩んだり、

力になってくれるという仁マインドが無くなった

銀行など、ただの金貸しだからだ。

 

 

 

基本的に銀行にはほとんどお金がない。

 

例えば、預金者全員が一気にお金を下ろしたら

銀行は倒産する。

 

実際に私が資金繰りのため、1000万のお金

(借金したお金)をおろしに行ったら二週間かか

ると言われた。

 

全国の支店からかき集めなければならないから

だった。

 

この時私は初めて知った。

 

「銀行には現金無いんだ!」と。

 

銀行には金が無いが、預金者全員が一気に下ろ

すなんてこたぁ無いだろうと言う確率のみで人

に金貸してそれで儲けている。

 

また、お金が足りない時に銀行は日銀に金を借

りる。

 

日銀はお金を刷ることができるからだ。

 

ただ、お金は実際にはそんなに刷られていない。

 

 

私たちがあると思っているお金は実はほとん

ど存在しないのだ。

 

紙切れに書いた数字がお金なのだ。

 

銀行の仕事は書面上の架空の「金」について

やりとりをしている。

 

彼らがやっているのは、右から左へお金を移

動するように見える書類にサインしているだけ。

 

本来のマインドを失った銀行は、ただひたす

らロボットのように確率だけで物事を考える。

 

銀行家とは本来、映画ゴッドファーザーでマ

ーロンブランドが演じたヴィトー・コルレオーネ

のような人を指す。

 

しびれるぜマーロンブランド!

 

しかし今はそんな金貸し(銀行家)は絶滅している。

 

そう言えばヤクザの世界も田岡組長みたいな人

は絶滅してるなぁ。

 

小狡い経済ヤクザが幅をきかせている。

 

ヤクザも銀行もロマンがないぜっ。

 

 

話を元に戻そう。

 

 

銀行は、銀行に残った現金の保有率によって貸

せる金の金額が決まる。

 

つまり、銀行に金が無いと金が貸せないので大

きな金を下ろされると困るのだ。

 

日々私たちが生活で出し入れしている金額程度

なら良いのだが、大きな金となると必死にそれ

を止めようとする。

 

すぐなくなっちゃうから。

 

 

 

 

こんなことがあった。

 

 

私が資金繰りに必死になっている時、やっとの

思いで国から金を借りた。

 

そして支払いが迫っていたので、支払いのため

1000万下ろそうとした時だ。

 

担当の銀行員が、「心証が悪くなるのでやめて

もらえますか?」と不機嫌そうに私に言ったのだ。

 

私は何を言ってるのか一瞬わからなかった。

 

今まで私は借りたお金は返している。

 

一度も遅延なく返し続けている。

 

この未曾有の危機に、やっとの思いで借りた金

をその銀行に預けてあげている。

 

そして銀行は国の保証の元金利を手に入れるこ

とができる。

 

銀行にとって私は客だ。

 

その客が心底困っている時に見当違いの嫌味を

吐く。

 

それは、自分たちの銀行から現金が引き出され

ると保有率が落ちる。

 

それだけが理由。

この前も、資金移動をする時にいちいち使い道

を聞かれた。

 

なんで使い道を言わなきゃいけないのか。

 

そんなやりとりが私にとっての唯一のストレス

だ。

 

銀行に行って担当者と話すたびに私はため息

をつく。

 

その銀行の仕組みの果てには日銀や中央銀行

や世界の金融支配の構図がある。

 

 

 

銀行、ヤクザ、政治家、医者、教師、

 

みんな1番重要なのは「仁」であるってこと

に立ち戻ってもらいたい。