Koshiji Yoko

越路姉妹の越路よう子が日々思うことを綴ります。

越路よう子のその後のハレマメ0725

昨日は、百田輝(ももだひかる)さんと言う陶芸家と

会った。輝さんは晴れ豆で多くのデザインを手掛けて

くれている蘭子の実兄だ。彼は売れっ子のいわゆる大

陶芸家で、その作品の人気は高い。

 

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陶芸家 百田輝

彼は高校1年生の時に芸術家を志し、ある名物美術教

師に出会う。ある日、輝少年が美術系の大学に進みた

いと相談すると、朝7時に学校に来いと言いそれから

毎朝デッサンのもう特訓が始まる。朝練というやつか。

その後、授業が終わると今度は午後練が始まる。

 

その先生の授業は優しい物腰で、ほわぁ〜んとしてい

たせいか他の生徒からは何となくなめられていたと言

う。しかし、夜8時を超える頃その先生の顔つきは変

わる。ワンカップ大関をグイッグイッグイッっと一気

に飲み干し、キャンバスの前で鬼の形相に変わると言

うのだ。そして、ひたすら鳴戸の渦潮を描き続けてい

たと言う。

 

描く絵は渦潮だけだったのだと、、、。

 

その様を毎日輝少年はみとり稽古していたわけだ。

忌野清志郎の名曲、「僕の好きな先生」そのものだっ

たと回顧していた。

 

 

僕の好きな先生

 

タバコを吸いながら いつでもつまらなそうに

タバコを吸いながら いつでも部屋に一人

僕の好きな先生 僕の好きなおじさん

タバコと絵具のにおいのあの部屋にいつも一人

タバコを吸いながらキャンバスに向かってた

 

僕の好きな先生 僕の好きなおじさん

 

タバコを吸いながら 困ったような顔して

遅刻の多い僕を口数も少なくしかるのさ

 

僕の好きな先生 僕の好きなおじさん

タバコと絵具のにおいの 僕の好きなおじさん

 

タバコを吸いながら あの部屋にいつも一人

僕と同じなんだ 職員室がきらいなのさ

 

僕の好きな先生 僕の好きなおじさん

 

タバコを吸いながら 劣等生のこの僕に

素敵な話をしてくれた ちっとも先生らしくない

 

僕の好きな先生 僕の好きなおじさん

タバコと絵具のにおいの 僕の好きなおじさん

 

 

その後輝少年は2年間の浪人生活の末、東京芸大に入

学する。そして同大学の大学院で陶芸の学問を極め、

海外を放浪する。帰国後は横浜に工房を構え、多くの

作品を作り出しその名は日本中に広まってゆく。

 

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最近のひかる兄さん

その横浜の家に、ニューユークから帰ってきた蘭子が

居候していたわけだ。

 

蘭子はその後しばらく横浜にいた。

 

そんなタイミングで私は蘭子と出会ったわけだ。

 

そんなご縁もあって、輝さんのことを私は親しみを込

めて「ひかるにいちゃん」と呼んでいる。

 

そんなひかるにいちゃんに晴れ豆のカウンターのラン

プシェードを陶器で作っていただこうと思っている。

壁にはめ込むスタイルのランプシェードだ。

また、ハレマメストアでも作品を紹介してゆきたいと

思っている。

 

ひかる兄さんのコーヒーカップで飲むコーヒーは格別

だ。料理を盛るお皿もステキなお皿ばかりで楽しい。

 

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コーヒカップ

魯山人の言う通り、良い器は良い料理を一層引き立て

る。

 

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徳島出身の蘭子の絵、そして同じく徳島出身の百田輝

さんの陶芸。晴豆にはこんな素敵なつながりもある★

 

ハレマメストアでご紹介します★

 

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あぁ、世界は美しい、、、