Koshiji Yoko

越路姉妹の越路よう子が日々思うことを綴ります。

越路よう子のハレマメ奮闘記0630

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本日ハレマメクラウドファンディングが終わります。

4月23日から始まりその後およそ2ヶ月余りの間、

多くの方々から励ましのお言葉や、心温まるメッセ

ージをいただきました。

 

7月1日14時の時点でその数1735名様。

 

これに加え、直接手渡しでいただいた方々を含める

と1741名の方々にご支援をいただいたこととな

ります。金額は12,488,122円に達しまし

た。

 

驚くべき金額と、ご支援いただいた方々のその人数

に、嬉しさと感謝の念と戸惑いと喜びとホッとした

気持ちと、、、、、様々な気持ちが入り混じり湧き

上がってまいりました。

 

これほどの方々に「晴れたら空に豆まいて」がお気

持ちを寄せていただいていることと、これほどの方

々に「晴れたら空に豆まいて」が認知され、気遣っ

ていただいていたということが驚きであり何にも変

えることのできない喜びでした。

 

今回のクラウドファンディングは、財政的な援助ば

かりでなく多くの喜びや気づきを与えていただける

大きなきっかけにもなったわけであります。

 

それはもう感謝しかないわけですが、言葉では言い

表せないほどの気持ちがずっと続いております。あ

りがたい、ありがたい、ありがたい、ひたすらあり

がたい。本当に、本当にありがとうございました。

 

嬉しいのは、お金だけではなく多くの方々に寄せて

いただいたコメントやメール、TweetなどSNS上で

見る事のできるちょっとした一言など、その全てが

私たちに圧倒的な勇気と希望を与えてくれました。

 

そして同時に、貴重な時間と愛に溢れるお気持ちに

どうやってお気持ちをお返しできるのだろうか?そ

の責任はどのようにして果たされるべきなのか?本

当に私たちはそれができるのか?という不安と戸惑

いも同時に生まれました。

 

 

 

このクラウドファンディングがなければ、とっくに

廃業に追い込まれていました。

 

 

私たちには多くの困難がございました。

 

まず、大阪のライブハウスからクラスターが発生し

たということで連日ライブハウスは槍玉に挙げられ

ました。

 

大阪のそのライブハウスは誠実に事実を報告し、出

演者のミュージシャンの方々も誠実な報告をした結

果、実名が公表されたりネットで誹謗中傷を受けま

す。その輪はグングン広がり全国の「ライブハウス」

は危険視されるようになります。

私たちも同じようにその対象となりました。

 

その後3月期は半分以上がキャンセルになり4月期

は絶望的で、収入はゼロ。そして完全な休業を余儀

なくされました。

 

この頃は、コロナという病原体の正体は不明でヨー

ロッパの感染状況やアメリカの死者数などが連日報

道され恐怖を煽られ続けていた気がします。

 

政治は混乱し、政府からの保証案も2転3転し経営

プランは全く立てることができずただただ情報をか

き集め、国会中継を連日視聴し、何通りもの経営プ

ランを立てては変更し立てては変更しの繰り返しだ

ったと思います。

 

もうこれはダメかもしれない、、、、と思った時に

クラウドファンディングを始めさせていただいたの

です。

 

クラウドファンディングを始めるときに綴らせてい

ただいたご挨拶文にも載せましたが、お世話になっ

ている方々に救済のお願いをすることがそもそも不

条理で、厚かましく、情けなかった訳ですが私たち

にはそれしか方法がございませんでした。

 

苦渋の判断で出させていただいたS.O.S.だったわけ

です。

 

振り返ると、

クラウドファンディングを始めさせていただいた4

月23日の時点では、収入は0になり、雇用問題や

家賃の問題など支払いしなければならない固定費に

全く目処が立たず支払い期日だけが迫ってくる状態

でした。

 

従業員、スタッフの将来や生活、極めて困難な家賃

交渉、雇用調整助成金の複雑で難解な計算式と膨大

な書類(現在は激的に簡素化されました)などが複

雑に絡まりあい、その上国の保証体制案もクルクル

変わり、その情報に揺さぶられ振り回される日々が

続きました。

 

政策金融公庫からの融資は受けたものの、それはあ

くまで借金であり返すあてのない借金は不安の塊で

しか無かったのです。

 

 

この頃私は、ミミズ腫れか切り傷のような形の不思

議な蕁麻疹が連日身体中に出ていました。知恵熱と

いうやつでしょうか?(笑)数時間経つと引くので

すが、毎日その痒さに悩まされました。また、ビジ

ュアルがすごく気持ち悪いのでこればっかりは気持

ちが落ちることが多々ありました。自分自身の精神

力の弱さが露呈したわけです。

 

そして、その後6月12日に2次補正案が通りある

程度の国のサポートが確定します。

 

 

2月中旬から考えると4ヶ月近くの時間がかかりま

した。

 

 

 

そんな中ぐんぐん伸びるクラウドファンディング

ご支援の数字は、国の保証よりも何よりも経営的な

プランを立てる上で確実かつ有効で、なんと頼り甲

斐のある数字だったか、、、、。いつの間にかクラ

ウドファンディング自体が「晴れたら空に豆まいて

」存続のための背骨になっていたのです。

 

これが無かったらと思うと、、、、、、、、

 

 

それほどまでにみなさまのご支援が私たちの心の支

柱になり、お店の存続への光を柔らかく差し込み続

けてくれたのです。

 

 

みなさんに救っていただきました。

何度感謝の思いを綴ってもお伝えしきれるものでは

ありません。

 

次は私たちが自身の力で立ち上がる時です。

 

 

 

 

そして現在の晴れたら空に豆まいての経営状況につ

いてお知らせさせていただきます。

 

長引く休業期間に累積した赤字は大きく、現時点で

はまだ赤字の状態です。持続化給付金、雇用調整助

成金、家賃給付補助、東京都感染拡大予防協力金な

どまだ未入金で採択されるかどうか未定のものも入

ったものと想定し、更にクラウドファンディング

支援金を差し引いて計算すると残った赤字金額は8

00万ほどです。(7月1日時点)

 

これから私たちはこの金額を返済してゆくことと、

新たな取り組みにチャレンジをしてまいります。

新たなチャレンジというスタート台に立てたのは、

クラウドファンディングがあってこそに違いあり

ません。(無ければつぶれていました)

 

8月には「晴れたら空に豆まいて」が誕生してか

ら15年目の節目を迎えます。

 

この月から私たちは再起動します。今までの様な

形での営業ではなく、変容した形での再起動です。

 

実際にご来場いただくお客様の数には限りがござ

いますが、安全と安心をベースにお楽しみいただ

ける新たな環境をご提供させていただきます。

 

また、この自粛期間に培い、今後発展してゆく番

組作りという新たな表現方法で皆さまにはご自宅

でお楽しみいただけるコンテンツを真心込めてご

提供させていただきます。

 

そして、ハレマメ商店(Hare-Mame Store)とし

て発足するオンラインショップでは先のブログで

長々と綴らせていただいた理念を元にみなさまに

喜んでいただける商品を、真心込めてご紹介させ

ていただきます。

 

 

みなさまからいただいたご支援金は、本日2020

年7月1日、23時59分を持ちまして終了し、正

確な数字が出ます。

その後改めてご支援金の使い道をお知らせさせて

いただきます。

 

大切に、大切に使わせていただきます。

 

 

 

それでは大変長くなりましたが、晴れたら空に豆

まいて全スタッフを代表いたしましてあらためて

心より御礼申し上げます。

 

ありがとうございました。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

 

深謝。

 

2020年7月1日

株式会社ベルリンの庭で(晴れたら空に豆まいて

代表取締役 越路よう子