Koshiji Yoko

越路姉妹の越路よう子が日々思うことを綴ります。

あたしの妖怪アンテナ

一年に一度くらい、雲隠れするように遠いところへ

行くことがある。期間はおおよそ10日間くらい。

誰にも知られずに行きたいのだけれど、そういうわ

けにもいかず必要最小限の人には行先を告げて出か

けることにしている。

 

出かけた先では何もしない。

今回はそう決めて出かけた旅だった。

 

ちょうど私が出かけた頃(2週間ほど前)、世間は

新型コロナウィルスの話しで大騒ぎだった。

問題になっているダイヤモンドプリンセス号は家か

ら近くの埠頭に停泊していたし、世界でも最大級の

中華街は目と鼻の先にある。とても人ごとではなく、

この問題は超リアルな問題だった。

 

またこの問題については未知の部分が多く、世界は

今も不安に包まれている。

 

私が代表をつとめる「晴れたら空に豆まいて」につ

いて言うと、もうそれは大変な問題なのだった。

だってライブハウスなんだもん。(職種名指しされ

ちゃってるし)

 

このように、今回の問題はひじょーーーーーーにリ

アルで深く大きな問題として私の身に襲いかかって

きたわけだ。

 

 

それにしても世の中の空気は変な感じだ。

 

電車の中などでちょっとでも咳払いなどをすると、

周りから怪訝そうな目で見られる。

「お前、も、も、も、もしかして、、、?」

という、吹き出しすら見えるような熱視線が送られ

る。

 

これは、私が越路よう子として真っ赤なマニキュア

を塗っていた頃、温泉などで周りからそっと人がい

なくなってゆく現象と同じだ。

 

あたしは昔から知らないうちに人々に恐怖を与えて

いる罪な女なのだ。

 

 

 

それにしても今回の問題。

あたしゃーちょっと疑っている。

不安を撒き散らしすぎだと思っている。

テレビなどは見ない方が良いと思っている。

 

 

 

あたしの場合についてのみ言うと問題は「金」をど

ーするかってことだけ。

よーーーく考えるとわたしの場合それだけなんだ。

 

金はなくなりゃ金の必要ない暮らしに変えれば良い。

 

「簡単にいうな!」と怒られそうだが

わたしはその準備を始めている。

 

これ、もしかしたら大きなチャンスかもしれないと

考えているよ。(マジ)

 

あたしの妖怪アンテナはそう言っている。