Koshiji Yoko

越路姉妹の越路よう子が日々思うことを綴ります。

コンプライアンスって?

コンプライアンスとは、「社会的要請への適応」とある。

だとしたら、その要請をしている社会は大丈夫なのか?

 

 

その昔、とある体育教師が紫色のソックスを履いている

ヤンキーの少年にそれを脱げと注意した。

それを拒むとその教師は馬乗りになってその生徒に暴力

を振るい続けた。

止めに入った私も同じように殴られた。

中学生の私には黒や紺が良くて紫が悪だという理屈が

わからなかった。

50歳になった今でもその理屈はわからない。

その教師が狂ったように少年を殴る理由は、少年が

ルールを守るか守らないかで、そのルールの根拠は

教師自身もよくわかっていなかったのだ。

 

左右100メートル近くのバックストレートの道で、

車が全くいなかったので赤信号を無視して横断歩道

を渡ったら怒鳴り声で注意された。

安全か危険かではなくて、ルールを守るか守らないか

でぶちギレられた。そのおじさんは歯を食いしばりな

がら今日も赤信号を守っているのだろう。

 

レッドアイ(トマトジュースとビールを半々で割ったもの)

を頼んだら無いと言われた。

その店にはトマトジュースとビールのメニューが単品で

出していた。

それぞれを混ぜてくれればいいのだと注文すると、

ルールでできないと答えられた。

 

 

満員電車で痴漢と間違われないように両手を上げて、

眉間にしわを寄せてつり革にぶら下がり身の潔白を

証明しているかのようなサラリーマンを見た。

僕は法律(ルール)を違反していないぞ!

捕まりたくないぞ!という恐怖からの行動なのだろう。

  

今の社会の実態だ。

 

コンプライアンスとは「社会的要請への適応」とある

が、そもそもこの社会、大丈夫なんだろか?