Koshiji Yoko

越路姉妹の越路よう子が日々思うことを綴ります。

徳島地域おこし協力隊を終えて

今私は横浜は野毛の喫茶店でこのブログを書いている。

住み慣れたこの街の風景は、いつも通りの夏の風景だ。

 

何も変わらないようで、少しづつ街も変化している。

街が変化するように私も変化している。

諸行無常とはこのことか?

 

この喫茶店にたどり着く直前、私の横を通り過ぎた

ジョギングランナーが「プッ」とキレのあるオナラ

をしたのを私は聞き逃さなかった。

 

これもまた諸行無常の響きありか。

 

それはさておき、私はこのところ宇宙のことばかり

考えている。

 

 

私の暮らすこの街と、徳島県那賀町という限界集

落との行き来もこの夏で3年の月日が経過したこと

になる。

 

なんだか3年間ずーーーーーーっと走り続けていた

ような気がする。

私はアホなので辺り構わず走っていないと心が落ち

着かないのだろう。

広大なグランドを朝昼晩とぐるぐるずっと走り回っ

ていたような気がする。

この3年間で50回以上横浜と徳島を行き来した。

いろんな人に出会い、いろんな考え方に触れ、

いろんな体験をさせていただいた。

こうした私の過ごした時間と並行し、この世界は

変わりゆく。

私が変化していったように、世界も変化していたのだ。

 

当たり前のことだけれど改めてそう考えると感慨深い。

 

個人としての私がいて、その個人の私が属すこの

世界がある。

 

個の私の考え方次第で、世界は違って見えてくる。

 

この世界が私など関係なく変わっていったとしても

私の考え方次第で、私にとっての世界の見え方は確

実に変わる。

 

全ては自分次第なのかもしれない。

 

 

 

では私はこの3年間でどのような考えに至ったのだろか?

 

 

私にとって重要なことはこの3つであるということが

わかった。

 

一つは身体(body)。

二つ目は思考(mind)。

三つ目は魂・精神(soul・spirit)。

 

この3つを健康な状態にすることが大切なことだ

と思ったのだ。

 

身体については、摂取するもの。(医食同源

思考については歴史や文化。(知に触れる)

魂や精神については、自然と環境。(野生の勘)

 

これが揃えば、苦しみから解放されることを知っ

たのだ。

 

body(医食同源

徳島の水は放射性物質がほとんど含まれていない

らしい。

気流の仕組みが世界的に見ても稀な流れになって

いるのだと聞いたことがある。

それが真実かどうかはさておき、とにかく徳島の

水は美味しく美しい。

そしてその水で育まれた食材もまた美味しい。

那賀町に至っては、在来種の野菜もまだ残っている

上、肥料を含め科学的な物質が極端に少ない。

また薬草の産地で人々は阿波番茶という植物乳酸菌が

多く含まれる後発酵茶というお茶をはじめ、野草茶と

呼ばれるお茶を普段から飲んでいる。その中にはケツ

メイシやスギナ茶、よもぎ茶やドクダミ茶などデトッ

クス茶ばかりがそこら中にある。

最近では松葉茶というものを知り愛飲している。

また、竹炭塩やもち麦など身体に良いとされる食品が

紹介しきれないほど暮らしの中に溶け込んでいるのだ。

こうした食材が身体に良いことは、私のような二重生

活者にはよくわかる。

つまり東京へ戻った時に水の違いに気づくのだ。

水が違うと全てが変わってくる。

 

徳島はどの店に入ってもハズレがない。

これについて徳島の人と何度も話したことがあるが、

これについては若干自虐的なこの街の人々も否定しない。

どこへ行っても食が恋しくなると言うのだ。

本当にそうだと思う。

 

 

mind(知に触れる)

徳島には思考にとって、とても良い情報が溢れている。

空海がいて、邪馬台国説があり、阿波商人の歴史と考

え方があり、平家の落人の話や源氏の話し、そして

たぬきの伝説(金長たぬき)などの民話に溢れ、

ユダヤの逸話まである。

また、阿波の遊行という古謡の音源を出した際に色々

と教えていただいた物語の中には阿波踊りのルーツに

まつわるこの国の祭り事に関する貴重な話や考え方に

触れることができた。

そのほかにも箱まわしと呼ばれる門付け芸の歴史の中

にはこの国の芸能のルーツともいうべき風習や慣習が

今だに現存していることも知ることになる。

東京には江戸時代の文化があり、京都には平安時代

奈良には奈良時代の文化が残っているが、徳島はそ

の全ての時代をまたぐ文化があるのだが、他のエリ

アには見る事のできない古代のロマンに溢れている。

ここに日本人のルーツがあるような気がしてならない。

物事を考えるにはもってこいの土地なのだ。

 

Soul ,Spirit(野生の勘)

 

何かを感じる方法。(音楽や瞑想や宇宙とのリンク)

空海密教の世界や、お遍路、剣山(鶴亀山)の神秘、

満点の星空や動植物の生態、

深い山から溢れる周波数、神社仏閣の数々、巨石群、

祭りなど、シックスセンスと呼ばれる松果体が活性化

する事のできるチャンスが溢れている。

山奥で聞くレコード鑑賞もその一つかもしれない。

 

このように素晴らしいものに溢れている徳島の恵みを

私は私なりに発見した縁あるものを通して、みなさん

に紹介してゆきたい。

もしそれが誰かの役に立つのであれば私は全力でその

取り組みに向き合いたい。

私は広大な空き地をぐるぐる回り続けた結果、

こんなことを考えるようになった。

 

今後、私は越路姉妹のオリジナルのホームページ

でそれを発信してゆく。 (ただいま作成中)

今度は誰かのお役に立てればいいな。

 

そんな結論でした。

 

3年間、全ての皆さんありがとう。

そして徳島の暮らしは続き、今度はみなさんにこの

恵みをお分けしたいと心の奥から思っています。

そのお知らせはまたこのブログでお伝えします。

 

深謝

越路よう子