Koshiji Yoko

越路姉妹の越路よう子が日々思うことを綴ります。

隣の晩ごはん  

 

この1週間はいろいろな先輩方のご自宅へ

おじゃました。

まずは上々颱風の白崎映美さんの家。

 

山形のとあるイベントで、映美さんの演奏を

わたしがやることになり、そのリハーサルを

映美さんの家で行なった。

あたしのギタリストとしてのデビューリハー

サルはスタジオではなくて家だった。

 

映美さんの旦那さんは日系アメリカ人のクレ

イグという。

彼は優秀なデザイナーなのだが、めっぽう料

理が上手で美味しい手料理を振舞ってくれた。

パクチーパスタと金目鯛の干物、そしてベイク

ドポテト。

付け合わせの野菜は庭で採れた新鮮なハーブ

などで彩られたものだった。

「変な組み合わせよねぇ」と映美さんは笑い

ながら言っていたけれど、不思議と相性が良く

どれもこれも美味しくいただいた。

(ホント美味しかった)

映美さんの家はとても素敵なおうちで、所々に

映美さんとクレイグの美意識が散りばめられていた。

 

 

そしてその同じ日に俳優の三上博史さんのご自宅

へ向かった。

夕食は三上さんお手製の、心のこもったお好み焼

きだった。(とてつもなく美味しかった。)

キッチンの奥からキャベツを刻んだり、山芋をす

る音が聞こえてくる。

その間、わたしはすっかりくつろいで、寝っ転が

りながら最近出版された三上さん関連の本を読ま

せていただいていた。

この日は久しぶりにお会いしたので、ここ最近あ

ったことやこの先にわたしが考えていることなど

いろいろなお話をさせていただいた。

三上さんのご自宅はやはり三上さんの美意識が充

満し全ての家具や空間にシンプルで高いセンスが

張り巡らされていた。

 

そして同じ週にバービーボーイズの杏子さんのご自

宅に行くことになる。

越路姉妹の秘密の夜会の打ち上げ的なパーティー

お誘いいただいたのだ。

この日は越路姉妹のメンバーや杏子さんのバンドの

方などと一緒に楽しい時間を過ごした。

料理は杏子さんこだわりのたこ焼き★

この日のために一度、たこ焼きを作るリハーサル

をしたのだと杏子さんは笑って言っていた。

予行演習の際、電気プレートによるお好み焼きは

ダメだという事がわかり、わざわざガスのたこ焼き

器を用意してくれたのだ(笑)

嬉しい。

こちらも心のこもったすごく美味しいたこ焼きだった。

おうちもとてもステキなおうちで、やはり杏子さん

の美意識がその空間に広がっていた。

 

 

ご自宅におじゃますることは、その人の懐に入らせ

てもらうと言う事でその人をより深く知ることので

きるうれしくも貴重な体験だ。

どんな場所よりもリラックスしてお話ができる。

心からくつろぐことができるのだ。

これも向かい入れてくれる人のおもてなしの気持ち

 

いつか「縁側」についてブログで綴ったが、縁側か

らおうちに上がるその瞬間、その人の内側に入る。

そこには、その人のにおい(直接的なものだけではない)

や感性というものが広がりその人を好きな場合、

その空間に包まれるのはとても幸福な時間になるのだ。

 

このところわたしが体験したそれは、どれもこれも

幸せな時間だった。

 

みんな好きな人たちだからだ。

 

 

ヨネスケ師匠は「突撃!隣の晩ごはん」でカメラが

回っていない時間、どんな話しをしていたのだろか?

 

気になって仕方がない。

 

 

 

 

次回先輩方のお宅にお邪魔するときは

巨大なしゃもじを持って行こうと思っている。

 

 

越路よう子