Koshiji Yoko

越路姉妹の越路よう子が日々思うことを綴ります。

越路よう子のハレマメ奮闘記0506

昨日、大西つねきさん主催のつねフェスが終わった。

素晴らしい4日間で、晴れたら空に豆まいてが息を

吹き返した4日間でもあった。

違ったのは客席にお客さんがいないということ。

それにしても最終日を終えての翌朝の今、なんだか

寂しい。今まで感じたことのない寂しさが体につき

まとう。なんだろこれ..........?

まだ消化するのにちょっとだけ時間が必要なのかも

しれない。このフェスの報告はあらためて綴るとし

て、今日は、持続化補助金について勉強をした。

 

持続化給付金とは違う補助金だ。

 

ご存知の方も多いと思うが念のため説明すると

持続化給付金とはもらえるお金。

これは中小企業、個人事業主などに適応されるもの

で中小企業の場合最大200万円。個人事業主の場

合最大100万円というもの。50%以上減収なら

ば大体支給される。この金額だけで持続化できると

は到底思えないが、ライブハウスの方々やミュージ

シャンの方々には適している。

 

★詳しくはこちら→

https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/kyufukin.pdf

 

持続化補助金とはこれとはまた別のもので、最大

100万円の補助金が出る。補助率は3分の2なの

で、150万の経費をかけた物について100万円

出るという仕組み。私たちの場合は、非対面型のビ

ジネスにトライするのでこちらが適用できそうだ。

オンラインショップのホームページや配信などに関

わる経費。こちらもライブハウスやミュージシャン

にとっては役に立つかもしれない。

 

詳しくはこちら→

https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/kyufukin.pdf

 

 

オンラインの配信システムについては勉強中だが、

このやり方などについては分かり次第その方法をみ

なさんとシェアしたいと思っている。

 

オンラインの配信も、オンラインショップも、誰か

が独占するものではない。なぜならミュージシャン

はメディアそのものなので、自分発信で完結する。

大きなメディアに出る必要は無くなり、収益もダイ

レクトだ。その上、オーディエンスとの関係性も様

々な方法でつなぐことが可能になる。

テレビというメディアはいよいよ不要になった。

 

ライブハウスはそのプラットホームになれるかどう

かがポイントで、個々のライブハウスのカラーで番

組枠を作り、ミュージシャンにとってもオーディエ

ンスにとっても満足のいく演出と構成を企画すると

いうことになる。タイニー・デスクのように。

https://www.arban-mag.com/article/44163

 

場所はどこでもいいのだ。

面白い場所であれば。

 

晴れたら空に豆まいて」では、5月はお店内での

できる限りの演出と配信の実験を繰り返す。そして

それに並行して、本当に良いモノを厳選したセレク

トショップを開く準備を進めている。この作業は楽

しい。

 

配信についてはまだまだ課題が山積みで、企画の内

容も、見ていただける方との繋がり方、その満足度

を上げることも、まだまだ勉強しなければならない。

 

助成金や給付金についても勉強しなければならないが

、やっぱりセレクトや演出のことを勉強する方がよっ

ぽど楽しい。

 

 

奮闘はつづく、、、、

 

ハレマメクラウドファンディング

https://motion-gallery.net/projects/haremame

越路よう子のハレマメ奮闘記0505

今日は政治について一言言いたい。

 

昨日みなとみらいの歩道で、ジャージ姿でうなだれ

ながら正座をし、空き缶をおいて物乞いをする人を

見かけた。みなとみらいエリアができてから何十年

も経つが初めて見た光景だった。

そして、それは長年ホームレス生活をしている方で

はないことはその格好から分かった。

 

「国民の生命と財産を守ることが政治の使命」とい

日本国憲法のスピリットを元に言いたいことがあ

る。

 

弱小ライブハウス経営者から見た政治について。

 

1000万の借入金はあとわずか200万になった。

 

政府の対応は異常に遅い。

 

そして政府の広報には大きな問題がある。

 

JAROに政府を摘発してもらいたいくらいだ。

 

ハローワークでも銀行でもみんな口を揃えて言ってい

た。「政府はおいしい事だけ言って、細かく見ると内

容は全然違うので困るのです、、、」と。

 

その通りなのだ。

 

 

当事者の私たちはそのトリックに毎回がっかりさせら

れてきた。ぬかよろこびの後にがっかり。

 

この無限ループだった。

 

雇用調整助成金の成約率は1%にも満たない。

コロナが出始めた頃、在宅勤務者に休業補償を出すが

フリーランスはなぜか半額ということで物議を醸した

例のあれは、なんと全国で3人しか成約していない。

 

ちょっと笑ってしまった。

 

ダメじゃん。このシステム。

 

 

2月から始まったこのコロナ騒動はすでに5月に入っ

た。現時点で政府から入金された補助金はゼロ。

 

なぜこんなにもこの国の舵取りは、蛇行を続ける難破

船のような政策しかとれないのかとため息混じりに考

えた。この国の政府は、ポピュリズムにのみに熱心で、

哲学がない。

 

全ての政策が「雰囲気」で決定されてゆく。

 

森友学園問題、家計学園問題、桜を見る会の問題、黒

検事長定年延長問題などでこの政府が繰り返し続け

てきた、公文書の「改竄」「隠蔽」「破棄」のパター

ンでも分かるように政府の信用はすでに破綻している。

 

オリンピック延期になった途端にメディアに露出して

きた小池も私は疑っている。

 

この危機的状況で、文句など言ってる場合ではないの

だがあまりにもひどいので何か一言言いたくなる。

 

さぁ、今日は大西つねきさんの最終日。

毎日勉強になる充実した日々だった。

今日も非常に楽しみだ。

 

こちらのフェスについては後日まとめてご報告し

ます。

 

 

奮闘はつづく、、、、

 

晴れたら空に豆まいて クラウドファンディング

https://motion-gallery.net/projects/haremame

 

越路よう子のハレマメ奮闘記0504

今日は政治について一言言いたい。

 

昨日みなとみらいの歩道で、ジャージ姿でうなだれ

ながら正座をし、空き缶をおいて物乞いをする人を

見かけた。みなとみらいエリアができてから何十年

も経つが初めて見た光景だった。

そして、それは長年ホームレス生活をしている方で

はないことはその格好から分かった。

 

「国民の生命と財産を守ることが政治の使命」とい

日本国憲法を元に言いたいことがある。

 

小さなライブハウス経営者から見た政治について。

 

1000万の借入金はあとわずか200万になった。

 

政府の対応は異常に遅い。

 

そして政府の広報には大きな問題がある。

 

JAROに政府を摘発してもらいたいくらいだ。

 

ハローワークでも銀行でもみんな口を揃えて言ってい

た。「政府はおいしい事だけ言って、細かく見ると内

容は全然違うので困るのです、、、」と。

 

その通りなのだ。

 

 

当事者の私たちはそのトリックに毎回がっかりさせら

れてきた。ぬかよろこびの後にがっかり。

 

この無限ループだった。

 

雇用調整助成金の成約率は1%にも満たない。

コロナが出始めた頃、在宅勤務者に休業補償を出すが

フリーランスはなぜか半額ということで物議を醸した

例のあれは、なんと全国で3人しか成約していない。

 

ちょっと笑ってしまった。

 

 

2月から始まったこのコロナ騒動はすでに5月に入っ

た。現時点で政府から入金された補助金はゼロ。

 

なぜこんなにもこの国の舵取りは、蛇行を続ける難破

船のような政策しかとれないのかとため息混じりに考

えた。この国の政府は、ポピュリズムにのみに熱心で、

哲学がない。

 

全ての政策が「雰囲気」で決定されてゆく。

 

森友学園問題、家計学園問題、桜を見る会の問題、黒

検事長定年延長問題などでこの政府が繰り返し続け

てきた、公文書の「改竄」「隠蔽」「破棄」のパター

ンでも分かるように政府の信用はすでに破綻している。

 

この危機的状況で、文句など言ってる場合ではないの

だがあまりにもひどいので何か一言言いたくなる。

 

さぁ、今日は大西つねきさんの最終日。

毎日勉強になる充実した日々だった。

今日も非常に楽しみだ。

 

こちらのフェスについては後日まとめてご報告し

ます。

 

 

奮闘はつづく、、、、

越路よう子のハレマメ奮闘記0503

昨日から始まった大西つねきさんの配信フェス。

ご出演いただいたミュージシャンの演奏のクオリテ

ィも素晴らしかったが、久しぶりの晴れ豆の音の良

さにあらためて惚れ惚れした1日だった。

何だか晴れ豆が一瞬息を吹き返したかのような1日

だった。

 

そして配信の音作りも試行錯誤した上、かなりのレ

ベルの音質まで到達した。音響スタッフはかなり苦

労していたが、結果的には満足のいくクオリティー

だった。今後のさらなる進化の過程が楽しみだ。

 

今回は無観客での配信という設定だったので、華道

家のマリオさんに花の装飾を依頼した。

少しでも見ていただく方の目に華やかな映像をと思

っての依頼。4日分の花を揃えて、いつもいのよう

に素晴らしい装飾を施してくれた。

やっぱりまりおさんの腕は確かだ。

どんな時も全力で魂がこもっている。

明日も楽しみだ。

 

ただ、お客さんの喜ぶ顔や拍手が聞こえないと言う

その空間はちょっと寂しかった。

慣れていないだけかな?

とも思うけれどやっぱり誰かにいて欲しい。

演奏していただいたミュージシャンの皆さんもきっ

と同じ思いだったろう。

 

この辺りが今後のテーマになるのかもしれない。

 

常々ライブとは、エネルギーの交換の場だと思って

いる。

 

相手がいないと(見えないと)エネルギーが交換で

きているかどうかが掴みづらい。

 

そして、見ていただく方々もそのライブに参加して

いるかどうかが掴みづらいかもしれない。

 

「生」の場のエネルギーは直接的だ。

 

そしてそれは官能的でもある。

 

その熱量と解像度は高い。

 

そのうちフォノグラムで可視化できるようになるの

かもしれないが、どこまでそこに近づけるかがテー

マか。

 

そして演奏時間もひょっとしたら配信の場合30分く

らいが丁度良いのかもしれない。

番組の構成は60分で、トークなどをはさみ演奏は最

大30分、、、、

画角で表現できる時間と「生」の時間とではエネル

ギー交換のフレームが違う。

「生」の方が長時間集中力がつづく。

 

あらためて「生」あるいは「LIVE」の力に気づかさ

れる。

 

そんなわけで試行錯誤。

 

でもちょっとだけ進化。

 

 

まだまだ奮闘はつづく。

 

 晴れ豆クラウドファンディング

https://motion-gallery.net/projects/haremame

 

越路よう子の晴れ豆奮闘記0502

このところの資金繰り中で脳みそはグルングルンに

渦巻いているが、同時にいろいろなことに気づかさ

れる。

 

これは良い意味で。

 

例えば、ミュージックチャージなどの入場料は家賃

と経費から逆算されて出している数字だと言う問題。

つまりダイレクトに、ショーの価値に対してではな

く経費から逆算された値段だった。受ける側によっ

て、受ける側の経済事情によってその値段は違う。

 

例えばお金のない若者にとっての¥3000と中高

年層にとっての¥3000は意味が違うし、中高年

層の中にも財力の差はある。

 

あるいは、入場料プラス1ドリンクと言うルール。

これもよーく考えてみたら謎のルールだった。入

場時に強制的に支払わなければならないドリンク

代。時には2ドリンクなんてルールもある。

 

「そうは言っても店を成り立たせるためにはしょ

うがないんだよ!」と言う漠然とした理由でそう

して来たが、やっぱりちょっと変な仕組みだ。

 

そもそも家賃が安ければ(もしくは無ければ)も

っともっと健全な料金設定にできるだろうし、も

っとお金を軸にした考え方から距離を取ることが

できるのかもしれない。

 

 

例えば、私が取り組んできた徳島県の農村舞台の

お話し。

 

徳島県那賀町と言う限界集落には、無数の農村

舞台と呼ばれる舞台がある。

簡単に説明すると、神社に併設された人形浄瑠璃

やお芝居のための舞台だ。

楽屋に筆で書かれた落書きなどが残っているのを

見るとこれは江戸時代のライブハウスとも言える。

 

多くの旅芸人や人形浄瑠璃の一団がしょっちゅう

公演を開催していたわけだ。

 

入場料は無料。

 

芸は神の代弁とも言われ、オーディエンスはお布

施のような感覚でお金を支払っていたのかもしれ

ない。この辺りは小沢昭一さんあたりがお詳しい

のだろう。

 

そう考えると、世界の音楽業界はエンターテイメ

ントに寄りすぎて神事の意味合いが極端に薄れて

しまったのかもしれない。

相撲が神事からビジネスに変わっていったように、、、

 

 

昨日、配信機器についてのミーティングがあった。

配信機器にはアクションカメラの他、照明機器、

スイッチャー、編集用PC、ガンマイクなど全部揃

えると最低100万近くの費用がかかる。

 

私たちの取り組みの目的は「配信」そのものでは

なくて、見ていただける方へどれだけのワクワク

感がお届けできるかと言うもの。

 

できる限りの音質で、できる限りの空間演出で、

できる限りのコミュニケーションの場をご提供で

きればと思っている。

 

さぁ、まだまだ挑戦は始まったばかり。

0からの始まり。

 

でもこの取り組み、

クリエイティブそのものじゃないか。

 

 

奮闘はつづく。

 

 

クラウドファンディング

motion-gallery.net

越路よう子のハレマメ奮闘記0501

徳島で住んでいる家の大家さんから連絡があった。

家賃を7月いっぱいまで免除してくれると言う連絡

だった。その先も仕事が大変なら免除しますよと気

遣ってくれた。なんとも優しく、心のこもったご連

絡だった。

 

本日、「晴れたら空に豆まいて」の2回目の家賃交

渉がある。前回の返答は、家賃は猶予するが半分払

え。その後は、必ずその半分は利子つきで返すとハ

ンコついて誓えと言うものだった。

なんとも冷酷で、殺伐とした返答だった。

 

あぁ引っ越したい。

 

 

昨日補正予算が国会を通過した。

やっといろいろと決まる。(しょぼいけど)

 

今日の段階では、やっと持続化給付金の申請ができ

ると言うもの。最大200万円の給付だ。

東京都の感染拡大防止協力金の申請は昨日終えたの

で、めちゃくちゃ早くて今月10日くらいには25

0万の入金がある予定。

 

4月末の時点で800万くらいの赤字なのでまるで

足りない。まぁ、無いよりはましだけれど不足分は

借金で賄っている。この問題、私たちと同じ境遇の

人は山ほどいらっしゃるだろう。

 

日を追うごとに出血はし続ける。

 

家賃の目処が立たない以上、思い切った引越しも考

えなければならない。「晴れたら空に豆まいて」を

存続させるためには今月中に「場所」についての判

断をしなければならない。

 

今、ありとあらゆる可能性を模索しながら作戦本部

は何度も未来の図面を書き変えている。

こうした時に私たちを勇気づけてくれるのは、徳島

の大家さんがかけてくれた言葉や気持ちだったり、

クラウドファンディングを通して伝わってくるみな

さんの温かい言葉や気持ちだったりする。

 

私たちは生きてゆく上で最も必要なものは何なのか?

と言う事を現在進行形で与え、教えてもらっている。

そして全力で取り組むための心のエネルギーを無限

に供給していただいている気がするのだ。

共産主義は人間抑圧の果てに崩壊したが、金融資本

主義は略奪のマインドの果てに今目の前で崩れ落ち

ようとしている。

 

私たちは奪い合いの資本主義から、分かち合う資本

主義へと変容しようとしているのかもしれない。自

由で愛に溢れた世界。

 

心に作用する力が人間にとってどれほど重要か。

 

それはLIVEそのものかもしれない。

 

MUSIC万歳★

 

 

奮闘はつづく、、、、

越路よう子のハレマメ奮闘記0430

晴れたら空に豆まいての掃除をした。

1ヶ月もの間静けさが続いている。

14年間の日常が突然止まったこの空間はなんだか

不思議な空間になっている。

止まった時のままの標語や、止まった時のままのキ

ッチン、ホコリがかぶったグラスやステージを見る

となんだか寂しい気持ちになる。

 

あれほどの人が出入りしていたこの空間が1ヶ月誰

も来ないのだから、、、、、、

もうすでに廃墟感が醸し出されている。

なんだかお店がかわいそうになってきた。

ありがとうの気持ちを込めての掃除だった。

ずいぶん長く連れ添った夫婦がいつの日からか「あ

りがとう」の一言が言えなくなっていくように私も

このお店に面と向かって「ありがとう」などと言っ

たことが無かったなとつくづく反省。

「ホント、ありがとう。」と心の中でつぶやいた。

 

久保田麻琴さん、エンケンさん、シーナ&ロケッツ

の皆さん、あがた森魚さん、清志郎さんも来てくれ

たっけ。緒方恵美さん、佐野元春さん、吉田美奈子

さん、竹原ピストルさん、浜田真理子さん、GOCO

O、杏子さん、柳家喬太郎さん、宮台真司さん、プ

リミ恥部さん、オマール・ソーサさん、晴れ豆で結

婚式を挙げてくれた方々、粋なお別れ会を開いてく

れた方々、これから先の未来の音楽に挑戦する若い

ミュージシャン、壁に描かれた浅井くんの絵、楽屋

のポスター、、、、

時には泣いたり、時には大声をあげたりして問題を

乗り越えてきた仲間たち、、、、、

 

様々な人のエネルギーがこの空間に染み込んでいる。

そのエネルギーはひたすたポジティブなエネルギー

だった気がする。

 

つくづく良い場所だな。

晴れたら空に豆まいて、、、、、、、

 

んんんん、、、、、

感傷的な気持ちになっている場合ではない!

 

新しい扉を開くために、この代官山の「晴れたら

空に豆まいて」でクリエイティヴの真髄を!

 

がんばろっと。

 

奮闘はつづく、、、

 

晴れ豆クラウドファンディングページ

https://motion-gallery.net/projects/haremame