Koshiji Yoko

越路姉妹の越路よう子が日々思うことを綴ります。

秘密の夜会vol.3

浜田真理子さんとの秘密の夜会が開催された。

 

浜田真理子さんの歌と歌声と歌詞とピアノの弾き方

と、、、、そのどれもこれもがわたしの心の琴線を

鳴らしてくれる。実はこの日、わたしはリハーサル

の段階で泣いていた。共演してくれる人のリハーサ

ルの演奏で涙を流すなんてことはまずない。

特に、主催イベントの時はいろいろと考えることや

仕切ることが多いので泣いている場合じゃないのだ。

しかし真理子さんの場合は違う。

泣いちゃうんだ。

 

 

 

浜田真理子の歌声は心の奥にある闇に寄り添ってくれ

る。誰にも見せることのない心の奥の闇にそっと寄り

添い、そっと囁いてくれる。

自分の心の奥にある闇の部分なんてなかなか人には見

せられないものだが大丈夫、一人じゃないわよ。わた

しもそうだから。と言わんばかりにそこに居てくれる

気がするのだ。

 

自分の心の奥(闇)を誰かに見せるという行為は、自

分の内臓を見られるみたいで耐えられない。

内臓を見せるってことはとっても恥ずかしいんだ。

例えば、歯医者などに行った時大きく口を開けた途端

歯科助手の人が好きになっちゃったり、歯医者の先生

が好きになっちゃたりする確率は高い。

口の中は内臓なわけで、内臓を見せちゃってるわけだ

からそうなるのだ。わたしなんて、歯医者で口の中を

いじくりまわされたら「わかったわもう、わかったわ!

もうあなたの好きにしてー!」と叫びたくなるような

気分になる程だ。

誰かに抱かれる前の女子の気持ちはこんな感じなんだ

ろう。松田聖子が2連続で歯医者と結婚したのはこの

辺りが大きな原因とにらんでいる。

 

話は戻るが、真理子さんの歌はわたしの心のずっと奥

の方にある闇に届く。

分厚い壁で塞いだはずの、誰も入れたことのないわた

しの小さな秘密の部屋までじんわり響く。それはとて

もせつない感覚で、とても気持ちの良い感覚で、不思

議な安心感に包まれる感覚なのだ。

流れ落ちる涙は悲しみの涙ではない。

何かに寄り添い、解放してくれたことによる生理的な

涙で、さしてまたそれを何度も味わいたくなる。

内臓を見られた(と、勝手に思っている)わたしは浜

田真理子さんの歌が、浜田真理子さんの声が、浜田真

理子さんそのものが大好きなのだ。

今回の秘密の夜会には、個人的なこんな思いが溢れま

くった夜だった。そして、サックスのMARINOちゃん

については歯医者で例えるならば歯医者が真理子さん

で、MARINOちゃんは浜田医院で最も優秀な歯科助手

だった。

いやん、好きになっちゃった★

 

 

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秘密の夜会の楽屋にて